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交通事故で高次脳機能障害になった際,早期にリハビリテーションしたほうが良い理由はなぜですか?

2018年05月31日
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交通事故で高次脳機能障害になった際,早期にリハビリテーションしたほうが良い理由はなぜですか?

交通事故で高次脳機能障害になった人は、早期にリハビリテーションを始めると、失われた能力を脳の他の部分が補おうとするので、後遺症が軽くなる傾向があります。





 交通事故で高次脳機能障害:早期のリハビリテーションと脳の変化




◆早期にリハビリテーションを始めると脳はどうなる?



昨日のコラム「交通事故で高次脳機能障害:リハビリテーションはベッドの上で始まる」では、交通事故で高次脳機能障害になった人のリハビリテーションは、できるだけ早く開始するのが、現在の医学における考え方であることを述べました。

なぜ、そんなに早い時期に急いでリハビリテーションを始めるのでしょう?
怪我をしてしばらくの間は、事故のショックや、体が思うように動かないことによるいらだちなど、精神的に不安定な時期が訪れます。
高次脳機能障害による意識障害を起こす場合もあります。

しかし、高次脳機能障害は、発症してしばらくすると、症状が安定し、それからは進行しないという特徴があります。
この時期を逃さずにリハビリテーションを開始することが、脳にとても良い効果を生み出すのです。





いったん損傷した脳細胞を、元通りに治すことはできません。
ですから、高次脳機能障害による後遺症の原因となっている脳の部分を治療する手段は、現在のところ見つかっていないのです。



しかし、脳の神経には「可塑性(かそせい)」という素晴らしい性質があります。
可塑性とは、機能の変化を起こすことです。
壊れた脳を再生することはできないけれども、脳の他の部分の神経は、失われた能力を補おうとする柔軟性を持っているのです。







◆リハビリテーションが脳神経に刺激を与える



脳に可塑性という素晴らしい性質があるとは言っても、何もしないでそのままでは、失われた能力を他の部分で補おうとする働きは起きません。

脳の神経が、何らかの刺激を受けることで、可塑性が起き、失われた能力を補おうとするのです。

その「刺激」が、リハビリテーションなのです。







◆達成感を感じることがだいじ



リハビリテーションというと、単調な動きを繰り返し行う、忍耐を要する訓練というイメージがありませんか?

脳は、新しい物事に出会うこと刺激を受けます。

リハビリテーションは、単調な動きを毎日のように繰り返すのではなく、新しい訓練方法も順次取り入れることが不可欠なのです。
バリエーションのある動作は脳を活性化させるので、理学療法だけでなく、高次脳機能障害の症状に応じた作業療法も行います。



そして、忘れてはならないのが、リハビリテーションで達成感を感じることです。


目標をクリアして達成感を感じると、ドーパミンという脳内伝達物質が分泌されます。
やり遂げたという満足感、自己肯定感は脳に良い影響を与えて、リハビリテーションの効果を高めるのです。


達成感を感じてその日のリハビリテーションを終えることができるといいですね。






▼参考記事
・交通事故で生活が一変。。まさか自分が高次脳機能障害になるとは,これからどう生活していけば良いのでしょうか?
・交通事故で高次脳機能障害で,記憶障害でも仕事をする事は可能ですか?
・「臭いが分からなくなった!?」〜頭部外傷と嗅覚障害〜

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