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高次脳機能障害による注意障害における医学的リハビリテーションについて教えていただけますか?

2018年05月11日
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高次脳機能障害による注意障害における医学的リハビリテーションについて教えていただけますか?

高次脳機能障害で注意障害になると、間違い探し、パズル、ゲーム、課題を与えて調べてもらうなどの医学的リハビリテーションを行います。





 高次脳機能障害 : 注意障害 




◆注意障害は気づきにくい後遺症



交通事故による高次脳機能障害による後遺症のひとつに、注意障害があります。
注意障害の症状はさまざまで、患者さん自身やそのご家族が、注意障害に気付かないこともあります。

注意という言葉には、気を配る、気を付けるといった意味があります。
注意障害になるということは、すなわち、周囲に気を配ったり、気を付けて行動することができなくなるということです。

つまり,注意ができなければ、社会生活を送ろうとすると、周囲と対立し、衝突が起こることが増え、生きづらさを感じるようになります。

しかし、家族は、この人は昔からこういう性格だったと思っていたり、事故によるショックで落ち込んでいるだけで、じきに治ると信じたりするので、注意障害の発見が遅れることが良くあります。






◆注意障害による主な症状



注意障害になると、次のような症状が現れます。


・自分が置かれている状況を判断しないで行動するので、周囲に驚かれたり迷惑がかかる。
・他の人に興味を持ってつきまとう。
・やるべき作業に集中して長時間取り組むことができない。
・落ち着きがない。
・横になったまま動かないなど、活動性が低下して、ぼうっとしている時間が長い。








◆注意障害に効果的なリハビリテーション



注意障害の患者さんに対して行うリハビリテーションは、間違いさがし、パズル、トランプなどのゲーム、電卓を使った計算などがあります。
さらに高度な認知を伴う作業としては、電話帳を調べる、郵便番号を調べる、交通路線を調べるなどの訓練を行うこともあります。

一般に、高次脳機能障害を発症した人に対するリハビリテーションは、可能な限り早期に始めるべきだというのが定説ですが、注意障害に関してはその限りではありません。
なぜなら、高次脳機能障害になった直後は、意識障害を起こしていることが多いからです。

意識障害があり、注意障害も疑われる場合は、意識障害から回復してから、注意障害改善のためのリハビリテーションを検討します。


訓練の初期には、個室でリハビリテーションを行います。
この時期は、あまり強い刺激を与えない方が良いので、担当スタッフは決まった人が行い、与える課題は、短期間で無理なくこなせる簡単なものが中心となります。
やがて、高次脳機能障害の人が、与えられた課題をクリアできるようになると、より大きな負荷を与えるリハビリテーションを導入します。

つまり、特定のスタッフではなく、複数のスタッフによるリハビリテーションプログラムを組んだり、マンツーマンのリハビリテーションではなく、グループによるリハビリテーションをします。

複数の人と一緒にリハビリテーションをする、リハビリテーションの時間ごとに違う担当者が来るといった環境は、高次脳機能障害で注意障害になった人に、より多くの負荷を与えますが、それでも注意を維持できるようになれば、注意障害が改善されていることを意味します。







▼参考記事
・交通事故で高次脳機能障害になったことに気が付くまで
・高次脳機能障害による遂行機能障害を克服して,仕事を再開することはできますか?
・交通事故と治療Q&A

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