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交通事故で高次脳機能障害になっても本人が病気を否定したらどうしたら良いのでしょうか?

2018年04月09日
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交通事故で高次脳機能障害になっても本人が病気を否定したらどうしたら良いのでしょうか?

交通事故で高次脳機能障害になっても病気である自覚のない患者さんに対しては、家族が病気を理解して継続した治療とリハビリテーションを支援していきましょう。





 高次脳機能障害 : 本人が病気を否定 




◆患者本人の否認が障害の診断確定を妨げることもある




交通事故などの外傷で高次脳機能障害を発症した患者さん自身が、
自覚症状を訴えないことがありますが、だからといって「後遺症が残らずに治って良かった」と安心するのは早すぎます。


なぜなら、高次脳機能障害になった人は、自分が病気であると気づかないでいることが多いのです。
そのため、事故に遭った前と後で、人格が一変した、言動がおかしい、物忘れがひどくなったなどの異変に気付いてくれるような人が身近にいない場合、高次脳機能障害の診断を受けるのが遅れることがあります。



しかし、高次脳機能障害は、早期に病気を発見して治療を開始することが非常に重要なのです。

高次脳機能障害を、急性期と慢性期、維持期に分けて考えましょう。

急性期とは、病気の進行が進み、専門医による治療が必要な時期です。
逆にとらえれば、機能障害が進行する急性期に適切な治療を受ければ、後遺症が軽くて済む可能性があるのです。


急性期の患者さんが、自身の病気を否定し、治療を受けないがために重度の後遺症が残ったら、家族は悔やんでも悔やみきれないでしょう。

自覚症状が特になくても、高次脳機能障害を発症していないかどうか、早急に専門医に診断してもらいましょう。









◆病気に対する家族の理解が症状回復への鍵




高次脳機能障害を発症した本人が、なんともない、大丈夫、もうすっかり良くなったなどの発言を繰り返しても、周囲の家族が病状に気付いた場合は、メモを取るなどの記録を取って、医療機関に病状を説明できるようにしましょう。

患者さん自身から自覚症状を聞きとりできないのですから、家族の観察が、診断を手助けしてくれます。

同時に、患者さんの家族は、高次脳機能障害という病気をより深く知ることによって、以前は気付かなったわずかな異変や、もしかするとこれも病気のせいかもしれないといった日々の心身の状態変化に気付きやすくなります。




病気を否定する高次脳機能障害の患者さんを、あなたは病気ですと無理やり説得しようとしても、反発を招くばかりか、家族関係を悪化させることにもなりかねません。

家族の理解と、治療およびリハビリテーションが、患者さんの心身をより良い状態にしていくのです。



そうなるまでに、長い時間がかかるかもしれませんが、あきらめずに、地方自治体による福祉制度の活用なども検討して、治療の道を探りましょう。






▼参考記事
・高次脳機能障害でリハビリテーションが重要と言われる根拠はなんですか?
・交通事故で高次脳機能障害になった人の症状が千差万別なのは,どうしてですか?
・高次脳機能障害を負われた方の解決事例

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