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交通事故に遭い,家族が遷延性意識障害になりました。どうして何度も転院しなければならないのですか? また,転院先はどのようにして見つけたり選んだりするのが良いですか?

2017年10月25日
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交通事故に遭い,家族が遷延性意識障害になりました。どうして何度も転院しなければならないのですか?
また,転院先はどのようにして見つけたり選んだりするのが良いですか?


遷延性意識障害になると,症状改善のための治療ができないので寝たきりになることが多く,病院でもなすべき処置がなくなるので,転院を促されることがあります。

また,入院後3ヶ月が経過すると保険の点数が減ってしまうため,転院を促されます。良い転院先を見つけるには,弁護士に相談したりソーシャルワーカーに相談したりすると良いでしょう。




 遷延性意識障害:転院 



◆病院が転院を促してくる理由



交通事故で被害者が遷延性意識障害になったら,入院治療するのが通常です。

ところが,入院から3ヶ月くらい経とうというころ,病院側から転院を促されることが多いです。被害者の家族が次の病院を探しても,3ヶ月くらい経ったらまた転院を促されることが多いです。

このように遷延性意識障害の患者が何度も転院を促されるのは,どうしてなのでしょうか?





まずは,病院に入院していても,なすべき処置がなくなることが問題です。

遷延性意識障害になると,寝たきりの状態になって回復する見込みが乏しくなってしまいます。特に症状固定をすると,あとは生命維持だけが目的となります。すると,リハビリ型ではない病院の場合,対応していないからという理由で転院を促されます。




次に,保険の点数の問題があります。

患者が入院して3ヶ月(90日)が経過すると,保険の点数が下がってしまうのです。3ヶ月を超えて同じ患者を受け入れていると病院の収入が下がります。そこで,3ヶ月を過ぎた頃に,転院を促される例が多いです。次の病院に行っても,やはり3ヶ月が経とうという頃に転院を促されることになります。


このように,病院を転々とする遷延性意識障害の患者やご家族の方はとてもたくさんおられます。







◆良い転院先の探し方


それでは,3ヶ月での転院を迫らず,長期間患者を診てくれる理解のある病院はないのでしょうか?

そういった病院は,あります。
ただ,探すのは大変です。探しても,順番待ちだったりすることもあります。

転院先を探すためには,いくつかの方法が考えられます。




まずは,交通事故問題に強い弁護士に相談をすることが役立ちます。弁護士は,多くの遷延性意識障害の案件を扱っているので,そうした患者を受け入れてくれる病院についても詳しくなっているからです。




また,自治体の保健センターや福祉課などに相談に行くこともできます。ソーシャルワーカーや,今入院している病院の医師に相談して,情報を聞くことも考えられます。ソーシャルワーカーは地域医療との連携関係を持っているので,市内や都道府県内の病院に転院先がないか,調べてくれることがあります。





さらに,遷延性意識障害の家族の会などで,他の患者の家族に相談してみるのも1つの方法です。
今まで実際に転院を繰り返した経験があることが多いので,確実性の高い情報を得ることを期待できます。




▼参考記事
・病院選びはどのようにしたらよいですか。
・交通事故にあってしまった場合,どこの病院へ行けばよいのでしょうか?
・遷延性意識障害になってしまった方の解決事例

(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤 寿康)
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