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交通事故が原因で,高次脳機能障害になった夫と上手く会話するコツはありますか?

2017年08月01日
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交通事故が原因で,高次脳機能障害になった夫と上手く会話するコツはありますか?

高次脳機能障害の家族による理不尽な言動に困らされても,いったんは相手を肯定した上でさりげなくこちらの意見を伝えることで,人格を尊重しつつ感情爆発を防げます。




 高次脳機能障害患者と家族 


◆今までどおりの会話は通じない


夫が交通事故で頭を激しく打ったことが原因で,高次脳機能障害になりました。

それまで高次脳機能障害という病名を聞いたことがなかったので,とりあえず脳に関する病気だということだけはわかりましたが,それ以外のことは医師の説明を聞いてもなかなか理解できませんでした。




でも,一つだけはっきりしていることがありました。
それは,高次脳機能障害になる前となった後で,夫のふるまいやしゃべり方がガラッと変わったことです。

あまり無駄口を聞かず,必要なことだけしゃべっていたのに,交通事故に遭ってからというもの,やたらとペラペラしゃべります。しかも,話題が次から次へと変わって付いていくのが大変です。

その上,会話に疲れて私が黙り込むと,無視されたと怒り出すので,相手をするのが大変です。
かといって,私が問いかけると,質問に対してほとんど何も考えずに適当な答えをするのです。




後になって,これらの症状は高次脳機能障害に特有な感情の障害で,原因は前頭葉の損傷によるものだと判明しました。

夫の人格が激変したのではなく,前頭葉に傷が付いたので以前と性格が変わったのだと思うようにして,夫の今の人格を受け入れるように努めました。







◆高次脳機能障害患者の家族は心理学の達人


私が特に気を付けたのは,夫の言動に対して真向から否定的な態度を取らないということです。

何をしゃべってるのかわからないとか,話し方がおかしいよなどと,夫がすることを否定すると夫の感情が高ぶって,さらにおかしな行動を誘発しかねないということが,私が失敗を重ねた上に学んだ教訓です。

そうだね,その通りだね。と相づちを打って相手を肯定する。その後で,それならこういう考えもあるね,質問に対する答えをもっと聞かせてほしいなどと,会話をより深めていくよう努めます。

相手の言動を否定しないことで,激しい感情の起伏が起きるのを防ぐように努めたのです。




これは心理学の応用だそうですが,高次脳機能障害患者の家族は,毎日のように心理学を実践していると言えるかもしれませんね。

むろん,私もごく普通の人間ですから,時には夫の理不尽なものの言いように腹が立つこともあります。そういう時は,10・9・8・・と1まで逆に数えることで自分の気持ちをなだめました。

これは、夫が入院している時にリハビリテーションを担当していたセラピストから教わったテクニックです。

ささやかな体験ですが、高次脳機能障害がご家族にいる方の参考になれば幸いです。




▼参考記事
・高次脳機能障害と家族の会
・高次脳機能障害の後遺障害の認定基準
・高次脳機能障害を負われた方の解決事例




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 大澤一郎)
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