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交通事故での過失割合における「判例タイムズ」とは何ですか?

 
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交通事故での過失割合における「判例タイムズ」とは何ですか?

交通事故の過失割合の算定基準が掲載されている法律雑誌の1つです。交通事故では過失割合がいくらかというのは,非常に重要なポイントになります。




 過失割合と判例タイムズ 



◆判例タイムズとは


判例タイムズは,法律雑誌の1つでして,判例タイムズ社という会社が発行しています。
主に弁護士や裁判官,検察官などに向けたもので,全国の裁判所での主要な判例などを掲載しています。



月に一回刊行されていて,定期購読している実務家も多いです。一般の人でも入手することができて,全国の本屋で注文することが可能ですし,インターネットを通じても購入できます。

また,判例タイムズには,いわゆる増刊号のようなものもあります。「別冊判例タイムズ」というものです。その別冊判例タイムズの中には,交通事故の過失割合の算定基準が掲載されているものがあります。交通事故問題を取り扱う際によく使われます。










◆過失割合とは


交通事故の過失割合とは,その交通事故において,当事者のそれぞれにどのくらいの責任があるかという割合のことです。交通事故では,過失割合が高いほど相手に請求できる賠償金の金額が減ってしまいます。

たとえば,過失割合が30:70で,自分の過失割合が30の場合には,相手から受けるべき賠償金の金額が3割減になってしまいます。そこで交通事故では,過失割合がいくらになるかということが非常に重要な争点になることが多いです。










◆過失割合の認定基準


交通事故で問題になりがちな過失割合ですが,これをどのようにして決めるのかが問題になります。

被害者が自分で相手の任意保険会社と交渉する場合には,手の任意保険会社が妥当だと考える過失割合を決めて被害者側に提示してきます。

裁判をする場合には,過失割合の算定基準によって過失割合が判断されています。




過失割合の算定基準とは,これまでの裁判例の積み重ねによって,ケースに応じた過失割合を定めた基準のことす。

たとえば,自動車同士の事故,自動車とバイクの事故,自動車と自転車の事故,自動車と歩行者の事故等の類型に分けて,それぞれ交差点上の事故であれば信号機のありなし,優先道路のあるなし,信号表示の状況,一時停止義務のあるなしなどの細かい場合分けをして,それぞれのケースにおける基本の過失割合が定められています。

裁判実務や弁護士が相手の保険会社と示談交渉する場面では,この過失割合の算定基準によって過失割合を決定しています。










◆判例タイムズと過失割合認定基準の関係


過失割合の認定基準は,「別冊判例タイムズ」の38号に掲載されており,これが一番よく用いられます。

そこで,ケースごとの過失割合を知りたい場合には,上記の別冊判例タイムズを入手すればよい,ということになります。
交通事故に遭って,相手の保険会社から提示された過失割合に納得できない場合には,別冊判例タイムズ38号を入手して,自分のケースで適用される過失割合を確かめてみると良いでしょう。




なお,弁護士は過失割合の算定基準表を持っているので,弁護士に相談したら自分で判例タイムズを入手しなくても,同書に掲載されている過失割合の基準を知ることができます。







(弁護士法人よつば総合法律事務所)
プロフィール
弁護士法人よつば総合法律事務所
地域最大級の弁護士14名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
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