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将来介護費とは何ですか?

2016年12月05日
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将来介護費とは何ですか?

交通事故による後遺障害が原因で,将来介護が必要になった場合の介護費用のことです。将来介護費は,損害賠償の内容として請求することができます。




将来介護費


◆将来介護費とは



将来介護費とは,交通事故によって一定の後遺障害が残って介護が必要になった場合の将来の介護費用のことです。

交通事故に遭った場合,重大な後遺障害が残ることがあります。意識が回復しなくなったり身体がまったく動かなくなったりして,自分一人では生活していくことが難しくなるケースがあります。

このような場合,介護が必要になりますが,介護を受けるには費用がかかるので,その将来の介護費を損害賠償の内容として請求することができるのです。






◆将来介護費が認められる場合


交通事故の中でも,将来介護費が認められるケースは限られています。
基本的には,後遺障害1級と2級に該当するケースで,その中でも一定の症状があるケースに限定されています。

1級(要介護)の場合
1号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,常に介護を要するもの
2号:胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し,常に介護を要するもの

 2級(要介護)の場合
1号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,随時介護を要するもの
2号:胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し,随時介護を要するもの


具体的な症状としては,交通事故が原因で遷延性意識障害になった場合(いわゆる植物人間状態)や高次脳機能障害が重度のケース,脊髄損傷で身体が動かなくなったケースなどで該当することが多いです。
なお,後遺障害3級以下のケースでも,症状に応じて将来介護費が認められることがあります。






◆将来介護の種類


将来介護費を理解しようとするとき,受ける介護の方法や種類のことを知っておく必要があります。
将来介護費は,受ける介護の内容によって大きく異なってきます。


まず,介護を専門職の人に依頼するか家族が自分で行うかという問題があります。
専門職の人に依頼した方が介護費用として認められる金額が高額になりますが,認められなかった場合には自己負担になってしまうので出費が大きくなってしまいます。

また,施設で介護をするか自宅で介護をするかという問題もあります。
遷延性意識障害のケースなどで自宅介護をすると,賠償金額として住宅改造費なども認められるケースがあり,将来介護費と合わせた受け取り合計金額が高くなる傾向にありますが,その分家族の負担は大きくなります。




このように,交通事故で損害賠償として将来介護費を請求する場合には,具体的にどのような方法で介護をするかということが大きな問題になるので,慎重に検討する必要があります。






◆将来介護費の金額は?


将来介護費が認められる場合,具体的にどのくらいの金額になるのでしょうか?

これについては,下記の計算方法で算出できます。


1年の介護費用×症状固定時の平均余命に対応するライプニッツ係数


1年の介護費用については,基本的には家族による介護の場合は1日8,000円となりますが,職業介護人を雇った場合には,実費となります。

実際にこれを使って計算してみると,平均余命にもよりますが,数千万円になることも珍しくありません。また,上記のように自宅で介護する場合には自宅改造費が認められるケースがあり,それと合計すると1億円以上になることもあります。




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 前田 徹)
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