HOME > 交通事故その他 > 交通事故で相手が任意保険無保険の場合,どうしたらよいでしょうか?

交通事故で相手が任意保険無保険の場合,どうしたらよいでしょうか?

2016年05月11日
このエントリーをはてなブックマークに追加

 交通事故で相手方が任意保険無保険の場合の対応を教えてください。
 他の保険の利用を考えましょう。加害者や車の所有者等への請求も考えましょう。



◆交通事故で相手方が任意保険無保険の場合
相手方が自賠責保険及び任意保険の両方の保険に加入している場合には適切な補償がなされることが多いでしょう。他方,相手方が任意保険無保険であった場合は注意が必要です。

◆自賠責保険への請求
自賠責保険のみに相手が加入している場合,治療費については一度自分が窓口で支払をした上で自賠責保険に治療費の請求をすることとなります。一般的には健康保険を利用した方がよいでしょう。
また,休業損害や入通院慰謝料も自賠責保険に請求することとなります。なお,上限は後遺障害部分を除くと120万円となります。
後遺障害部分については後遺障害の被害者請求を自賠責保険に行うと,14級の場合には75万円,その他の等級の場合にも自賠責保険の基準に従った金額が支払されます。

◆労災保険への請求
通勤中,勤務中の場合には労災保険の利用が可能なことがあります。

◆人身傷害保険への請求
自らが人身傷害保険に加入している場合には,人身傷害保険の利用が可能なことがあります。人身傷害保険を利用する場合には,病院の治療は健康保険を利用することが一般的です。

◆無保険車障害保険への請求
死亡事故や後遺障害が残る事故の場合,被害者の保険についている無保険車障害保険が利用可能なことがあります。無保険車障害保険は,死亡事案と後遺障害1級〜14級が残った事案のみが対象となります。一般的な請求方法は加害者に対して訴訟を提起した上で,被害者の保険会社に訴訟告知をした上で,裁判所での判決を取得する方法です。

◆車両所有者への請求
運転者と車両所有者が異なる場合,車両所有者への請求ができることがあります。(運行供用者責任)運転者は無資力ですが,車両所有者には資力がある場合には有効な方法です。

◆勤務先への請求
加害者が仕事中の事故のような場合,加害者の勤務先へ請求ができることがあります。(使用者責任)運転者は無資力ですが,勤務先には資力がある場合には有効な方法です。

◆加害者に対する請求
加害者に対する請求ももちろん可能です。しかしながら,任意保険未加入の加害者は無資力であることも多く,裁判で勝訴判決を得たとしても回収ができないこともあります。加害者が長期間公務員で勤務していたり,一流企業で勤務しているような場合には給与等の差押えが可能です。また,加害者が住宅ローンがない不動産を所有しているような場合には土地建物の差押が可能です。

◆政府保障事業への請求
他の請求が難しい場合には,政府保障事業への請求が可能なことがあります。

(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 大澤一郎)
プロフィール
よつば総合法律事務所
千葉県最大級の法律事務所。弁護士16名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
柏事務所:千葉県柏市(柏駅徒歩3分)
千葉事務所:千葉市(千葉駅徒歩3分)

千葉で交通事故に強い弁護士の無料相談サイト

メールでのお問い合わせ
<< 2016年 05月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事