保険会社提示額
500万3686円
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解決額
1069万8762円
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平成22年某月、主婦の山口昭子さん(仮名・八柱在住・40代・女性)が車を運転して、青信号の交差点を右折しようとしたところ、右から来た信号無視の車に衝突されるという被害に遭いました。
被害者は、事故によって右大腿骨骨幹部骨折及び右膝蓋骨骨折の傷害を負いました。約3か月の入院と約3年の通院を経て、後遺障害の申請を行い、右膝関節の機能障害により12級7号が認定されました。
当事務所が受任して、交渉にあたったところ、当事務所主張額のとおり、1069万8762円を受領するという内容で和解が成立しました。
当事務所が交渉を行った結果、賠償額が約2倍に増額しました。
相手方保険会社は、逸失利益について、労働能力喪失期間を6年として計算していました(相手方保険会社計算の逸失利益は約250万円)。
これに対し、当事務所は、右膝関節の機能障害は今後治癒する見込みは全くなく、労働能力喪失期間は、労働可能年数である67歳までと計算すべきであると主張し、結局、当事務所の計算額での和解となりました(当事務所計算の逸失利益は約570万円)。
相手方保険会社は、後遺障害慰謝料について100万円を提示していました。
しかし、裁判基準における12級の慰謝料の基準は290万円であることから、当事務所は後遺障害慰謝料として290万円を計上するよう主張しました。
結局、当事務所主張のとおり、後遺障害慰謝料は290万円で和解に至りました。
お世話になり、ありがとうございました。保険会社の提示金額に納得できなかった分、先生にお願いし、相手保険会社と言い合うこともなく、終始できたことに感謝します。(平成24年9月21日掲載)
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